カフェ・デラ・テラ~中村隆市さん |
今日のテーマは、原発問題。北井もこれまでに南相馬市を訪れたり、原子力発電所内での作業の勉強会に潜入したり、田中 優さんの講演を聞いたりしながら、原発ストップ対策を各方面に訴えています。
今日の中村隆市さんのお話しも、非常に判りやすく納得のいく内容でした。それもそのはず、チェルノブイリ以前から原発問題に取り組んできた、第一人者ならではの講演ですから。
その中でも、「これまでは、なかなか話しを聞いてくれなかったテーマだったものが、今回の問題で、皆しっかりと話しを聞いて、考えるようになった」と云うところが、北井も含めて、この問題の認識の甘さだったと痛感しました。
また、六ヶ所村の問題も、「ことが起きれば、福島の比ではない、非常に危険なシロモノ」とのくだりも、あらためて再処理工場そのものの認識の低さも再確認させてもらいました。
講演終了後、しばし意見交換させていただきましたが、ドイツの環境問題への取り組みについて、中村氏はズバリ「環境教育のレベルの違い」と指摘。これまで北井が取り組んで来たアスベスト問題同様、ドイツのハードルの高さを日本の基準にしていくことは、もう当然である、と、あらためて強く貫かねば、との思いを持ち直しました。
落選後、このような時間を沢山取れるようになったのも、何かの必然であるようにも感じます。今のうちに、レベルの高い人脈づくりに励んでおきます。