福井大学・友田明美教授 |
キーワードは「マルトリートメント=不適切な養育」。
私自身もファミコン世代で、孫がいてもいい世代。
子育てにゲームやスマホが当たり前になる時代の始まりだったのですが、そのような養育が、子供の脳にどれほどのダメージを与え、傷つけているのかを脳科学的事実として明らかにしているのが、この友田教授。
ゲームやスマホ以外にも、普段の何気ない行為・言動も危険な可能性があります。
例えば「夫婦喧嘩を見せる」「過干渉」「兄弟や友人との比較」「感情任せの暴言」「無視・ネグレクト」などが、その内容・刺激によって、いつの間にか「脳」の各部位を委縮・肥大・変形させることを確認。
暴力的・反抗的になったり、いじめや不登校につながる恐れや、忍耐力・表現力・学力・自尊心・責任感等の低下にも関与する恐れがあります。
そして、長期的な影響が大人になっても継続します。
脳のダメージは、成人になっても「不適応」や人格障害の原因になることもあります。
昨今の「あおり運転事件」など、社会性の無い大人・キレる大人を生み出します。
今回、取材させていただいた友田教授の研究成果を、子育て世代だけでなく、すべての大人たちの「常識」として認められるよう提言して参ります。
すると、社会全体に変化が現れ、そして誰もが、誰に対しても優しく愛情あふれるコミュニケーション・人間関係を構築出来る社会になると確信します。
これからの北井のテーマは「優しさ」です。