滝里ダム |
◇このダムは、今から約20年前、石狩川水系史上最大1千億円の被害を出した大洪水を契機として、洪水対策を第一の目的として計画、平成11年に完成した若いダムです。
◇ 気になったのは、まだ完成から5年しか経っていないこのダムに、エアレーション装置が稼動していること。本県では、生活雑排水が大量に流れ込み、富栄養化現象によるアオコの異常発生を食い止めるため、相模湖で行われていること。現場の行政はゆるやかに否定しておりましたが、道内屈指の観光ポイント「富良野」を流れてくる空知川の汚染も大きいのか、と思わざるを得ないところ。
◇目を引いたのが、ダム管理棟に貼り出されていた「水源地域ビジョン検討会」のポスター(写真)。こんなに自然に恵まれた北海道のど真ん中でも、水源保全が叫ばれていることにショックを受けるとともに、本県の本当に危機的な水源林の状況を憂いてなりません。