こうのとり条例~継続審査へ |
当然、我が会派は条例案に「賛成」の立場でしたが、みんなの党が「反対」、そしてその他の会派は「継続」を主張。結果、委員会での結論は「継続審査」となり、3月14日の本会議・最終日に回され、本会議での採決も同様の結論になることが確定しました。今定例会での「継続審査」と云うことは、任期末議会につき「審議未了の廃案」と云うことになります。
各会派の「反対」および「継続」の理由を述べる意見発表でも、各委員の不妊症および不妊治療に対する「認知度」および「理解度」が充分でないことを感じました。「助成金が増えることだけが重要」とか「もう既に県行政は、不妊治療への支援を行っている」などの意見でした。
ここまでに至る間にも、議会では、決算特別委員会と本会議・一般質問、そして厚生常任委員会で質問し、今定例会でも本会議で丁寧に提案説明をし、さらに委員会付託までしたにもかかわらず、不妊治療への理解が得られないのですから、社会一般生活では、さらに理解が得られないことは、容易に想像できます。もっともっと他党の議員方々に、現状を認識・理解して頂けなければ、と残念な思いです。
本条例の制定を心待ちにされていらっしゃった皆様方には、大変申し訳なく思っております。
ただし、神奈川県議会および県行政には大きなアピールになったと思います。来期、再び提案出来るように、張り切って選挙に臨んで参ります。
写真は、2月24日の本会議・条例提案説明の時のものです。