南相馬へ視察 その2 |
昨日の勉強会の中の一つ、「ソーラーシェアリング」の現場を調査。
農地の上部を太陽光発電所にしてしまおう、という取り組み。
神奈川県行政は、率先して導入を検討しているわけではありません。
なぜなら、優良な農地を作り、収穫高を上げることに専念すべき、との考えから。
それはそれで否定するわけではないのですが、同じ農地からの収益拡大には利用価値のあるものと考えます。
今後は、どこまでクリーンエネルギーを拡大させるのか、そのビジョンに大きく関わって来ます。
いつかは、クリーンエネルギーを最優先すべし、という日が来ると思い込みながらの調査です。
続いて、警戒地域であるものの、完全帰還のための避難指示解除を待つ「南相馬市小高地区」を視察。
除染作業も進み、いたるところに放射性廃棄物の入った「トンバッグ」が置かれています。
そして、住宅リフォームや新築住宅の作業も急ピッチです。
以前、小高商業高校のグラウンドにはトンバッグがビッチりと並べられていましたが、今はスッキり。
すごく明るくなりました。
現在の我が国のエネルギー政策を見るにつけ、いつ神奈川も同じ状況下におかれるかもしれません。
原発事故からの回復のゆくえは、しっかりと見守りたいと考えます。