日中友好議員連盟訪問団~中国・河南省訪問団 |
日中友好議員連盟訪問団の一員として、河南省鄭州市を訪問。
これまで中国は、北京・上海・南京・瀋陽などは訪問して参りましたが、鄭州は北井にとって初めて訪れる都市。
ここは中国共産党の№2・李克強首相の肝入りで整備された新都心の一つ。
また、故・黒川紀章氏が都市のグランドデザインを担当したことで知られています。
それゆえ、今後の発展が容易に察せられ、本県の経済活動に関しても、その市場規模も大いに魅力的で期待出来ると考えます。
訪問団の目的は、明確に「経済交流・文化交流」を中心とした連携体制を構築するための基礎づくり。
そこで、神奈川県議会と河南省議会=代表者会議との連携を模索するための訪問になりました。
議員団は、森正明議長をはじめ4名。
昨晩、河南省の省都・鄭州市に入り、そこで河南省の役人との意見交換があり、今日から実質二日間の行程での弾丸訪問です。
河南省の人口は、1億7百万人。
本県の12倍の規模です。
都市のスケールはもとより、整備に至るスピード感にも圧倒されっぱなしです。
その他に、以下3件の視察を行いました。
我が国の文化にも深くかかわる中国古代漢字文化を詳細に紹介する博物館であり、漢字文化の世界的な研究施設でもある。
まず特筆すべきは、漢字文化圏国家の「文化的長兄」としての中国国家政府のプライドが窺い知れる施設である、ということ。
今後の連携・提携にあたっては、その中国および河南省政府の立場=プライドをおもんぱかるとともに、本県としての敬意を表すためにも、避けては通れぬ「交流拠点」にせねばならないであろう、と考えます。
世界4大文明の一つである黄河文明の中心であり、世界文化遺産にも登録されている大遺跡を紹介する博物館施設。
本県でも、鎌倉の世界遺産登録の取り組みを継続しており、今後、鎌倉の文化を世界に発信・紹介していく上で、大変参考になる施設です。
いずれにせよ、前記の中国文字博物館同様、河南省政府が組んでくださった視察行程に含まれる施設であるがゆえに、交流拠点の一つには位置づけるようになるであろう、と考えます。
ここは、すでに3年前から「学校法人新名学園旭丘高校(小田原市・私立)」との姉妹校提携が行われている学校。
私学という、言わば民間団体と河南省安陽市との学校同士の交流が基になり、学校所在地である小田原市と安陽市との友好提携に向けた相互の取り組みが始まったことは、特筆すべきである。
本県として、安陽市とどのような関係を構築していくのか、また、小田原市に対するバックアップをどのように行うのか、等々、安陽市に対し本県の取るべき立場は、今後の検討対象になるであろうと思われます。
以上です。