珊瑚舎スコーレ~山がんまり&授業見学 |
場所は、南城市佐敷。
那覇から、車で1時間弱くらいのところです。
「山がんまり」は、『体験プロジェクト』の場所。
スマホやゲームやTV画面で育った若者たちに、実際に物に触らせ、手作業をさせて、物を作らせる、という実践の場を用意しています。
しかも、その「場」は、何年も掛けて、皆がDIYで作り続けているもの。
そして、まだ完成していません。
古民家(写真下)も手作りで、まだ途中です。
コテージ(写真下)もあります。
ここのテーマは、『自分で考えられるようになる』、とのこと。
「知恵を出せ!考えろ!」です。
沖縄は、水の確保が難儀な地域。
井戸を掘ることも困難。
ゆえに、雨水を活用可能な施設にしています。
雨水タンク(写真下)は、沢山あります。
食事は、持参したお米+100円の材料費で、食事を摂れるようにする、というテーマもあります。
流し&炊事場(写真下)。
お釜(写真下)。
かまど(写真下)。
面白いです。
徹底しています。
自立はするし、たくましくもなるし、既存の学校では体験出来ないプロジェクトです。
午後からは、那覇に戻って、スコーレさんの授業を見学です。
この日の午後最初の授業は、初等部と中等部とで合同(写真下)。
内容は、「絵」で表現する、という課題。
描いては消し、描いては消し、悩んでいる子もいましたけど、でも、とっても自由です。
縛りは無いです。
中には、「おじさん、絵を描くの上手?苦手な教科はあった?」なんて話し掛けてくれる子も。
高等部は、小説から「なぜ?」を抽出する内容の授業(写真下)。
皆、思いのまま「なぜ?」を出し合っていました。
また、合間合間で少々脱線するのですが、この合間が絶妙なもので、生徒たちの集中力が下がらないのも可笑しかったです。
先日は、考え方や方針を訊くことが出来たのですが、「本質を感じるには授業と現場をご覧になって」、と言っていただいたので、拝見させていただきました。
そして、既存の教育に、無理やり子供たちを押し込めない、という雰囲気を感じました。
本当に、その通りだと感じました。
やっぱり、「現地・現場主義」でやって行きます。
スコーレさん、ありがとうございました!