慶留間島留学制度 |
実は、渡嘉敷島留学の坂田さんからの情報で、慶留間島留学制度を取材することになったのでした。
そして、坂田さんの奥様と同行で、慶留間小中学校および留学制度を取材しました。
朝は、阿波連から船で阿嘉島へ。
慶留間島は、阿嘉島と橋でつながっていますが、留学制度の浅倉代表が迎えにいらっしゃってくださいました。
そして、そのまま学校へ。
ロケーション日本一の学校だと思います。
教頭の賀数先生(向かって右)と浅倉大地代表(同左)から、留学制度全般のお話しから、学校の課題~島の課題等々のお話しを伺い、そして意見交換をさせていただきました。
この留学制度の最大の特徴は、「けっして不登校対応」ではない、というところ。
大自然の中で、親元を離れて、自立心・独立心を持って、より自分自身を高める体験を、この島で経験しよう、という留学制度。
入試もあります。
入学試験が、あります。
入試の前に、慶留間島でのサマーキャンプの体験も必要です。
ハードルは、高いです。
それゆえに、住まいは独立した共同生活に近いものになります。
すべてにおいて、自分に厳しくしないと、成り立たない場所でもあります。
だからこそ、その分、本当に「留学」という経験になって、ただの島体験だけでない、大きな財産を手に入れることになるんだと思います。
慶留間小中学校は、小学生11名・中学生4名。
そのうちの3名が留学生。
授業も拝見させていただきましたが、学校全体がファミリーのような感じです。
これは特筆すべきと感じました。
何しろ島の人口60人の約半数は、学校関係者と児童生徒。
児童生徒のうち12人は、教員の子供さんなんです。
そんな恰好で、学校が存続している「極小規模併置校」です。
寮(宿舎・男子部屋)は、こんな感じです。
ダイビングサービスかと思うような、遊び道具も沢山あります。
釣り竿も。
居間で、みなさんと意見交換。
留学制度の浅倉代表は、子供への過干渉は控えているように思います。
あくまでも、「自立」がテーマ。
なので、後ろから、そっと見守って、フォローして、っていう立場を取られているように感じます。
浅倉代表の立ち位置、好きです。
北井は、不登校解消にこだわって、山村留学の取材を続けておりますが、そんな「こだわり」は不要だって、感じました。
だって地域ごとに、いろいろ個性があるのは当然。
そして、その個性とキャラクターに合わせて、学校や留学先を選べるようにすれば、いい。
そんなメニューを整理するのが、北井の役目と考えています。